うさぎの飼育方法、習性、生態の研究、紹介。餌、快適な住居環境の整備、しつけ、病気・怪我の予防などを詳しく掲載しています。

避妊手術のメリット

●オス・メス共通のメリット

 縄張り意識が弱くなり、性格が穏やかになります。

 このため複数飼育がしやすくなります。
 繁殖能力がなくなるので、オスとメスを複数飼育することも可能になります。
 ( ̄ー ̄)v ブイ!

●オスのメリット

 オシッコをあちこちに飛ばして、臭いつけを行うマーキング行動を、去勢手術を受けた9割のうさぎがやめるというデータがあります。

 尿マーキングは、オスならではの本能なので、生殖器を取られてしまうと、本能が働かなくなるのですね。
 しかし、遊びとして尿マーキングを覚えてしまっている子もいるので、100%やめてくれるわけではありません。
 オスの去勢の方がメスの避妊手術より簡単で、費用も安くすみます。

●メスのメリット

 メスの子宮やおっぱいには腫瘍ができやすいです。
 しかし、避妊手術を受けさせると、子宮や乳房関連の病気にかかりにくくなります。

●避妊手術のデメリット

 特に大きなデメリットはありません。
 麻酔を使うので、身体に負担がかかりますが、避妊手術の死亡率は0.5%以下だと言われています。
 ただし、太っている子には負担が大きくなるので、お勧めできません。
 また、当然ながら、二度と子供が作れない身体になってしまうので、よく考えてから実行しましょう。

●避妊手術の時期

 生後6ヶ月〜1年くらいがベストな時期です。
 性成熟する4ヶ月程度から可能ですが、あまり早くやりすぎるのは、身体の負担になるので、お勧めできません。
 また、5歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんうさぎにも避妊手術は危険なので、やらないでくださいね