うさぎの餌

ペレットの与え方と肥満

 生後6ヵ月ほどまでの子うさぎには、牧草はひと掴み与える程度にし、ペレット中心の食生活にします。

 大人になったら、ペレットは体重の1.5〜3%程度にし、牧草を食べるだけ与える牧草中心の食生活に切り替えるのがベストです。

 うさぎさんには、それぞれ個性があり、餌の食べ方や食欲にもタイプがあります。
 例えば、与えたペレットを満腹になるまで食べつくしてしまうので、飼い主さんが量を調整してあげないと太ってしまう子が一般的に多いようです。

 中には、自分の理想的な体重を維持するための食事量を自分で判断して食べる子もいます。
 我が家のうさちゃんもそうでした。
 こういった子は、大量のペレットを餌入れに入れても、それをすべて食べつくしてしまうことはないので、安心です。

 牧草は大量に食べても太りにくいですが、ペレットは栄養が多いので、食べすぎは肥満の原因になります。
(成長期の子うさぎには栄養が必要なので、好きなだけペレットを与えても大丈夫です)

 ペットのうさぎさんは、ケージという運動を制限された環境にいるので、太りやすい傾向があります。お腹が大きく出過ぎたりすると、自分のお尻に手が届かなくなって、毛づくろいすることができず、排泄物で汚れてしまい、炎症の原因になることもあります。

 また、うさぎの足はデリケートですので、肥満によって体重が増えると足にかかる負担が大きくなり、骨折や怪我をしやすくなります。

 生後半年をすぎたら、ペレットの量は少なめにし、牧草中心の食生活にするようにしましょう。

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