うさぎの習性

外のウサギ小屋で飼っても大丈夫?

 学校や幼稚園では、コンクリートと金網でできた飼育小屋で、ニワトリなどと一緒に、うさぎが飼われていました。
 菜っ葉などをあげると、ニワトリと奪い合って食べていたのを覚えています。

 あのイメージがあったので、最初は、ネザーランドドワーフも外にウサギ小屋を作って、その中で飼っても良いのだと思っていました。
 が、これは大きな間違いでした! (ノ゚听)ノびっくり!!

 うさぎさんにとっての適温は17〜25℃と言われています。

 寒さにはある程度、耐えられるのですが、うさぎは体温調節機能があまり発達していないため、夏場、28℃を超えるような環境だと、熱中症になる危険があります。
 Σ(゚д゚;) ヌオォ!?

 夏は、クーラーで気温調節できる室内で飼うのが基本です。

 また逃げ場の無い日溜まりにうさぎを置いておくと、干からびてミイラになってしまうので、日陰のある場所を住居にせねばなりません。
 猫やカラスに襲撃される心配があるので、外で飼う場合には、小屋を頑丈な金網で覆うことも大切です。
 さら、外で飼育していると、飼い主に懐きにくくなる傾向があります。
 Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

 これらのことから、ネザーランドドワーフのようなペット用のうさぎを外で飼うのは、やめた方が賢明です。

 実は、学校で飼わているうさぎは、日本白色種という実用目的で改良された使役用のうさぎなのです。彼らは本来、庭の雑草を奇麗にするためや、毛皮を取るため、食肉用に日本で飼われていました。
 車に例えれば、実用一辺倒のトラクターのようなもので、とにかく頑丈にできています。

 一方、ネザーランドドワーフのようなペット用のうさぎは、観賞、愛玩用に作られているので、使役用のうさぎと比べると、デリケートで扱いが難しいのです。
 混同して、日本白色種のように雑に扱うと、命を落としてしまう危険があります。