標準和名 | ネザーランドドワーフ | |
学名 | Oryctolagus cuniculus | |
目属科 | ウサギ目 ウサギ科 アナウサギ属(家畜化家ウサギ) | |
原産国 | オランダ (小型のポリッシュ種と、野生の穴ウサギが交配してうまれた品種といわれています) |
|
認定 | 1969年 | |
タイプ | 小型種。短毛。立ち耳。 | |
全長 | 約26cm(オスはメスより頭部がやや大きい) | |
体重 | 900〜1200g | |
理想体重 | オス・メス 900g | |
胴長 | 約30〜50cm | |
妊娠期間 | 30〜32日 | |
産子数 | 1度の出産で1〜10匹の子供を産みます | |
寿命 | 5〜10年 最長:13〜15年 | |
トイレの躾 | トイレの躾がしやすいです。 | |
排泄物の臭い | 糞は基本的に無臭です。 オシッコは子うさぎのころは臭いが弱いですが、大人になると臭いが強くなります。 |
|
集団飼育 | メス同士なら可能です。 しかし、縄張り意識から喧嘩することもあるため、同じケージで二匹以上を飼うことはお勧めできません。 |
●歴史
ダッチ種の突然変異種のポーリッシュと小型野生種からできた交配種です。
19世紀にオランダ(ネザーランド)で、偶然にできたとされています。
その後、20世紀中頃までに現在のスタンダードに近い形になり、1947〜1948年にアメリカに渡りARBAに紹介されました。
第二次世界大戦で激減しましたが、その後、愛好家たちの手によって手厚く保護されて、現在に至ります。
●特徴
ペットのうさぎの中では、最小の品種です。
省スペースで飼うことができるため、都会のマンションやアパートで飼育する人も多いです。
うさぎは、耳から熱を逃がして体温調整する機能を持っていますが、ネザーランドは耳が小さいために放熱するのが苦手です。
このため、夏のような暑い時期や土地での飼育には、特に注意が必要になります。
好奇心旺盛で活発な性格の子が多いです。
人には慣れやすく、飼い主の手や顔をなめてくれる子もいます。
反面、とても臆病なところがあり、抱っこされるのを嫌がる傾向があります。臆病な傾向の強い子は、知らない人が近くにやってくると、怖くてブルブル震えます。
うさぎとのスキンシップを楽しみたいのであれば、ホーランドロップの方がオススメです。
飼ってみた印象として、身体が小さいため餌も少なくてすみ、運動させるスペースも相対的に狭くて済むので、一人暮らしの人にお勧めだと思います。
残念ながら、私が飼ったネザーランドのユキは、臆病すぎて慣れるまで2年以上かかった上、手や顔を舐めてくれることは、5年以上飼ってもまったくありませんでした。臆病な性格のうさぎは、ペットショップで実際に触ってみるなどの反応でわかるので、人なつっこいネザーランドが欲しい場合は、ペットショップで慎重に見極めましょう。
触っても逃げない、膝に載せたらポロポロ平気でウンチをする子は、人なつっこいウサギです。
ネザーランドのカラーバリエーション(目や体毛の色)は、多種多様で、好みの色の子を探しやすいです。