うさぎの飼育方法、習性、生態の研究、紹介。餌、快適な住居環境の整備、しつけ、病気・怪我の予防などを詳しく掲載しています。

複数飼いはしない方が良い

 「うさぎさんは、さびしいと死んじゃう!」というのは迷信です。
 実際には縄張り意識の強い動物で、単独でいる方を好みます。

 二匹以上を一緒に飼うと、喧嘩したり、ストレスが溜まったりするので、しない方が賢明です。

 また、群れで生活するうさぎには序列があり、喧嘩をして、どちらが強いか、どちらが上であるか決めます。
 メスは縄張り意識が強くないので、相性が良ければ、喧嘩せずに一緒に暮らせる場合があります。しかし、仲が悪いと喧嘩して大怪我をする場合もあるので、メスの場合も複数飼育はしない方が良いでしょう。

●複数飼育する場合の注意点

・オス同士は一緒に飼ってはいけません。大喧嘩をしてしまいます。

・一つのケージに二匹以上を入れてはいけません。
 必ず別々のケージで飼育し、ケージは離れた場所に置きます。

・子作りさせる気がないなら、オスとメスは一緒にしないでください。
 うさぎは繁殖力が強く、どんどん子供が増えます。
 もし、オスとメスを複数飼育するのであれば、避妊手術が必要になります。

・うさぎには序列がありますので、良く観察して、順位の高いうさぎを優先させてあげるようにします。そうしないと、すねて、他のうさぎをいじめる原因になります。

 うさぎを複数飼育するのであれば、広いスペースが必要になります。
 あまりうさぎ密度が高い部屋だと、縄張り意識が強い動物であるため、大きなストレスがかかります。

 また、複数飼育する場合は、親子や姉妹だと相性が良い場合が多いようです。

●管理人の体験談

 うさぎの複数飼育はしたことがありませんが、ハムスターの複数飼育は経験したことがあります。
 ハムスターもうさぎ同様、縄張り意識の強い動物で、複数飼育すると必ず喧嘩するため、本来、複数飼育はタブーとされています。
 しかし、ハムスターの中でもロボロフスキーハムスターは複数飼育が可能と言われており、血のつながった姉妹なら、相性が良い場合が多いという情報を聞いて、これに挑戦してみました。
 しかし、

 飼い始めて3ヵ月も経つと、強い子が弱い子を追いかけまわして噛むといういじめを行うようになりました。
 この暴力行為はエスカレートして、ついにはケージが血だらけになるような怪我まで負わせるようになりました。

 最初のころは仲がよかったので、大変、残念な結果になりました。 (ノД`lll)
 複数飼育がタブー、あるいは難しいと言われている生き物を複数で飼うのは、やめておいた方が良いですね。
 もし、挑戦するのであれば、ケージは必ず複数用意し、喧嘩したら、いつでも別居できるようにしておいてください。