牧草の種類と栄養素

牧草にはイネ科(チモシー)とマメ科(アルファルファ)の二種類があります。
 
マメ科の方が、高たんぱく、高カルシウムと栄養価が高い傾向があります。このため、成長期の子うさぎの餌に向いています。
ウサギの餌に最も良く使われるマメ科牧草は、アルファルファです。アルファルファは、繊維質30.0%以下、カルシウムは1%前後という栄養素。嗜好性が高く、よく食べてくれます。
 
イネ科牧草としてウサギの餌に最も良く使われるのはチモシーです。これには、一番刈り、二番刈り、三番刈りという種類があります。
 
これは刈り取られた時期による違いです。
一番刈りは、まだ若いうちに刈り取られた青々しく新鮮な牧草です。繊維質67.4%以下、カルシウムは0.32%以下という栄養素。繊維が豊富で歯ごたえがあります。 

二番刈りは、繊維質49.97%以下、カルシウムは0.8%以下。一番刈りの状態より成長した牧草です。一番刈りより香りに優れ、うさぎの食いつきが良いです。二番刈りがウサギにとって最適であるという説もあります。 

三番刈りは、繊維質47.8%以下、カルシウムは0.3%前後。穂ができる前に刈り取られた牧草です。カロリーが高い傾向があります。
 
イネ科牧草は、数字が大きくなるにつれ、繊維質が少なくなり、カロリーが高めになります。

ウサギの餌としてスタンダードなのは一番刈りです。三番刈りは、あまり使われることがありません。



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