ウサギの悪い持ち方

昔、手品のショーで、うさぎの耳を持つマジシャンがいましたが、これは絶対に止めてください。

耳は、うさぎさんにとって、生命線とも言える大事な機関であり、神経が集中しているため痛がります。何も知らない小さなお子さんなどは、興味本位から、うさぎの耳を掴むことがあるので、注意しましょう。
 
また、抱っこする時は、床に座った状態で行ってください。

立ったまま抱っこすると、うさぎが暴れて手から落とした場合、怪我をさせてしまうことがあります。うさぎさんは、残念ながら猫と違って、着地があまりうまくありません。物を立体的に見ることも苦手なため、高さがうまく測れず、床に叩きつけられてしまうことがあります。

抱っこする時、いきなり不意打ちのように掴んではダメです。

どんなに人間に懐いたうさぎさんでも、まずは、ひと声かけて、こちらの存在に気付かせてから、抱くようにしましょう。そうしないと、いきなり敵に襲われたように勘違いし、暴れることがあります。
うさぎさんは抱っこされるのを本能的に嫌うので、最初は、なかなか思い通りに抱かせてくれませんが、ここで短気を起こして叩いたりしないでください。

動物は叩いて躾るという考え方がありますが、これをやるとうさぎに恐怖を与え、嫌われてしまいます。



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