うさぎの飼育用品

上下運動のできるケージはダメ?

 ウサギ専門店『うさぎのしっぽ』が推奨しているプロケージは、上下運動ができるロフトが付いています。また、空中メッシュハウスや空中キューブハウスといった、ケージにネジで取り付けてロフトに連結できるグッズも販売しており、ウサギがケージ内で上下運動できるようになっています。
 以下は、私が使っているプロケージの全容です。
 ご覧の通り、二階部分が充実しており、餌入れもロフトに設置しています。
 このようなケージにはメリットとデメリットがあります。

上下運動ができるウサギのプロケージ

●メリット

・ケージ内を広く使えるので、ウサギの運動不足の解消になる。

・上下運動ができることによって、ウサギが退屈しにくくなる。
(ウサギは変化の乏しい環境だと、退屈してしまい、ストレスが溜まります)

・飼い主が見ていて楽しい。いろいろケージ内を改造したり、新しいハウスなどを設置したりして、飼い主が遊ぶことができる。

 ウサギ専門店『うさぎのしっぽ』に行くと、もっと広いスペースに空中ハウスやいろいろな遊び道具が設置された豪華なケージに入れられたウサギがディスプレイ用に展示されています。これを見ると、思わず自分もこんなケージにしたくて、いろいろ買い与えてしまいます。

●デメリット

1・ウサギは本来、高所で活動する動物ではなく、上下運動は苦手。このため、ジャンプや着地に失敗して、怪我をすることがある。

2・お金がかかる。

 私は約5年、上下運動ができるケージでウサギを飼っていますが、特に怪我をしたことはありません。怪我の危険があるので、上下運動ができるケージにはしない方が良い、という説がありますが、そんなに心配することは無いと思います。
 ただ、ウサギは5歳を越えるとシニア期に入り、足腰が弱ってくるので、5歳以降は、様子を見て、ロフト部分などを撤去するべきだと考えています。
 また、個体によっては、上下運動が苦手なタイプの子もいるでしょうから、注意してください。